今日、全国学力テストが行われたようです。
先日、大阪府が全国学力テストの結果を高校受験の内申点に加算するという記事がありました。今日もその記事がありましたので、考えてみましょう。
全国学力テストって
全国学力テストの目的(文部科学省HPより)
義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図る。
そのような取組を通じて、教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する。
学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる。
ということなのですが、
一応、同レベルのテストを行い、定点観測をする。と言うと、大雑把すぎるでしょうか。
実際、私も子供たちの学力は上がっているのか、下がっているのか知りたいですね。
ただ、それを正確に把握することはおそらく、とても難しいのでしょう。
学力って何?のところで動けなくなりますよね。
しかし、それでは困るので、その時代に求められている事ができるだけ測れるであろう試験を
全国的にやることに、私は賛成です。
運用としては、「試験対策禁止」、そして「抜き打ち」でやってもいいと思います。
これにより得られたデータは大いに活用し、「学校教育」に活用することが大前提です。
大きな税金が費やされるわけですから。
しかし、それを評価に使用するとなると困ったことになる気がするのです。
評価に入れれば点が上がる?
評価が絡めば、みんな頑張る。
確かにそうかもしれません。
しかし、その「頑張って勉強する」は、
「頑張って試験対策をする」になってしまうのではないでしょうか。
毎日新聞4月21日(火)11時59分配信 では、
府独自の統一テスト「チャレンジテスト」(中2の1月に実施)から算出した府内の平均内申点を基準に、全国学テの平均正答率が府平均を上回った学校はその分を加点、下回った学校は減点。結果がよい学校は、より多くの生徒に「5」や「4」の評価を付けられ、振るわない学校は高評価の生徒が少なくなる。個人の内申点に直接、反映されることはないが、学校全体の結果が振るわなければ、その学校の生徒が入試で不利になる可能性がある。
と書いてあります。
エライ先生たちが考えたことだから、もしかしたら、いい仕組みなのかもしれないですね。
しかし、平均点、学校単位で加点、減点なんてことが本当に機能するのでしょうか。
地域で分割されただけの学校に、ここはよく出来る学校だから5をたくさんつけていいよ。
ここは出来の悪い学校だから、5はつけてはいけない。
たまたまそこで生まれたから、そこに家があるから5をつけてもらえない。
そんなことはおかしいでしょう。変な気がします。
私が生徒なら文句を言います。ブツブツと。
人生は個人戦です
私には学校の平均点なんて、全く意味のないものに見えるのですが、みなさんはいかがでしょうか。
全て、個人の成績として処理したほうがわかりやすく、すっきりすると思います。
なぜなら、学校単位で優勝を競う競技ではないのですから。
進学は個人の問題です。個人の成績を個人の責任で積み上げる。
良くても悪くても、人のせいにはできないことは、みんな分かっているはずです。
評価のための試験と調査のための試験
テスト対策をして成績を上げることは良いことだと思います。
ただし、それは評価のための試験に限ります。
例えば入試なら、そんな少しの対策ではどうにもならないような試験を作ればいいのです。
自分が欲しい生徒を選べるように、学校は一生懸命に試験をつくるでしょう。
生徒たちは求められる学力を示せるよう努力するのです。
しかし、調査のための試験にそれをやっては、
調査にならなくなってしまうのではないでしょうか。
一発勝負が嫌なら独自の制度を
もちろん、一発勝負の入学試験は良くない、という話もわかります。
確かに優秀な人材が一回の失敗で沈んでしまうことは、
少子化の今は特に避けたいですよね。
もし、そうなら、大阪府がお金をかけて独自の制度を作ったほうが良いと思います。
予算の関係もあるのでしょう。
今あるものに乗っかる。これに有効活用という言葉が使われるのでしょうか。
しかし、ある自治体の都合で全国学力テストの精度がイマイチになっていいのかなぁ。
大阪には有効活用かも知れませんが、他の地域は困りますよね。
さて、文科省と大阪府は議論の場はあるのでしょうか。
結局、気になるのは順位かな
試験対策を頑張って順位が少し上がり、
大きな声で「ほら、順位が上がって良かったやろ?」で終わるのでしょうか。
みんな順位を気にしますからね。
それでは。

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