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2015年6月25日木曜日

成績下位層の子供の語彙力を飛躍的に向上させる方法


成績下位層の語彙力は高いのか


成績の悪い子供たちの語彙力は高いと思いますか。

おそらく誰もが低いと答えるのではないでしょうか。

私もそう思います。

いや、低いというより「とても低い」のです。

例えば、中学生と一緒に勉強していても、

小学校で必ず勉強しているはずの言葉を知らないし、漢字さえも読めない。

こんなことはたくさんあります。


成績下位層は知らないことを「放置する」


それよりも注意しなければならないことは、

知らない言葉を知らないままにしておく生徒がほとんどだということです。

「これって何ですか」と聞くのはまだいい方で、

聞くこともせず、調べることもせず、

ただ、「分からない」と表現するのです。

生徒たちが問題を分からないというのは、「問題が解けない」ということもありますが、

多くの場合は、問題として「何を聞かれているのか」さえ分かっていないのです。

私も分からないと言われれば一生懸命に問題の解き方を説明します。

しかし、その問題を解けるようにしても、

次に似たような問題になると、また「分からない」となってしまうのです。

これでは根本的に解決はしません。

問題の解き方よりもその前の説明が必要なのです。




 解き方より前に説明しなければならないこと


問題の解き方の説明も必要なのですが、

問題として書かれている日本語の中にある語彙、周辺の知識、漢字の読み方までを

しっかり確認しながら、説明していくことが大切だと思います。

そして、問題の意味が理解できているのかどうかを確認しなければなりません。


もし、お子様の成績が良くないとおっしゃるのなら、

試しに、社会の問題集や参考書を音読させてその様子をしっかり観察してみて下さい。

驚くような、唖然とするような漢字の読みを平気で言い放つのではないでしょうか。

上手に読めるようなら、勉強する準備はできています。難しい問題に挑戦しましょう。

でもそうでないなら、今はまだ、問題を理解できていないことが多いはずです。

言葉の調べ方、漢字の調べ方を教えてあげる必要があるでしょう。


成績下位層が一人で勉強することは可能なのか


勉強は一人ひとりでやるものです。最終的には。

しかし、言葉も知らない、漢字も読めない状況で、一人で勉強することは難しいのです。

自分で調べることができるようになるまでは、そばについてあげる必要があります。

お母様は、「もう一人で出来るだろう」とよく言われるのですが、

残念ながら、成績下位層はまだ一人で勉強は出来ません。


辞典を使って知らない言葉を調べる


お母様に問題を教えてくださいというのではありません。

お子様の知らない言葉を「調べる方法」を実際にやって見せてあげて欲しいのです。

言葉を調べることは確かに面倒なことです。

特に調べた経験がない子供にとっては非常に億劫で嫌な作業でしょう。

50音順も覚えていない子供もいるのです。だから時間もかかります。

万葉学舎では、時間がかかって効率的ではないのですが、

知らない言葉の調べる方法を教えています。

国語辞典、漢字辞典、用語集や参考書の使い方を説明するのです。

そして、敢えて自分で調べさせています。

言葉を調べることに慣れていれば、知りたいという欲求が生まれた時に

自分で対応できると思うからです。


リビングに国語辞典と漢字辞典を置く


子供たちは回数を重ねるうちに辞典で調べることが早くなります。

早くなれば、調べることが億劫ではなくなりますし、より多くの言葉を知ることが出来ます。

だから、リビングに国語辞典と漢字辞典を置いてあげて下さい。

家族の会話で出てきた言葉を、あるいはテレビに出てきた言葉を

すぐに調べられるようにするのです。

ちなみに、お子様の部屋に置いていても、まず開くことはないでしょう。

「ちょっと調べて」とお母様がすぐに言うことが出来るリビングがいいのです。


高校生になれば、電子辞書がいいですね。

でも、小学生のうちは紙の小学生用の辞典の方が良い気がします。



説明することの重要性


国語辞典や漢字辞典は何が良いのでしょうか。

それは、言葉、漢字を端的に説明してくれることです。

成績下位層は説明することがとても苦手です。


「説明」とはどうする事なのでしょうか。

説明とは「相手が分かる言葉で言い換える」ことです。

しかし、彼らは語彙が少ないから言い換えることが出来ないのです。


この状況を打開するにはどうするのか。

それは、知らない言葉を「片っ端から調べる」のです。

知らない言葉の基準は「説明できるかどうか」「言い換えることが出来るかどうか」です。

言い換えることが出来なければ、調べれば良い。

そして書いてある説明を読むのです。

「あぁ、こう説明すればいいのか」を積み重ねるのです。

小学生用の辞典は小学生でも分かる平易な言葉で書いてあります。

これを読むことが勉強の始まりだと思うのです。


語彙を増やすことは勉強できる態勢を整えること


問題集を解くことだけが勉強ではありません。

もし、お子様の成績が悪いのなら、

まず、勉強できる態勢を整えるために、

リビングに国語辞典と漢字辞典を置きましょう。

もちろんすぐに結果が出るというわけではありません。

しかし、辞典で調べることが習慣になった時、

お子様の語彙力は飛躍的に向上していることでしょう。

特別な勉強をしなくても、辞典がそれを可能にしてくれます。


ぜひお試し下さい。



それでは。




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