中学生のお子様の態度が非常に悪く、どのように接して良いかわからない。
というお話を頂きました。
どのご家庭も必ず通る道でしょうか。
結論としては、もちろん「正解は無い」なのですが、
それでは身も蓋もありませんね。
私がいつもお伝えしていることを書いておきます。
反抗期、思春期、いろいろな呼び方で、いろいろな定義づけされる時期ですね。
しかし、〇〇期ということは、いずれ過ぎ去るということです。
その点をまず押さえることが大切でしょう。
今の状態が永遠に続くわけではありません。
お子様がいい子であるよりも、
反抗期を過ごして行くことは健全な成長なのだと思って接してみてはいかがでしょうか。
その上で、お母様の、あるいはご家庭のルールをお作りになれば良いと思います。
私がおすすめするルールは
● お母様の指示、要求は具体的にする
● 口答えは許さない
● 返事は必ずする
の3つです。
お母様の指示、要求を具体的にする
私たちも通ってきた道ですから、しっかりと思い出しましょう。
何を言われても腹が立ちました。
勉強しようと思っているところに、「勉強しなさい」
今やろうとしているところに「まだやってないの?」
お子様たちはそう思っています。
怒られないお子様は、怒られる前に行動を開始しているので怒られないのです。
態度の悪いお子様は、怒られる、だから態度が悪くなる。
つまりお母様のタイミングと合っていないのです。
「勉強しなさい」ではなく、
いつから、何を、どのくらいやるのかを具体的に指示してあげましょう。
「今から、塾の数学の問題集を3ページやりなさい。できたら見せなさい」という具合です。
そうすれば、今からやりたくなければ「今はテレビを見ているから、15分後から始める」
3ページが多ければ「1ページだけする」などと、お子様の交渉が始まるはずです。
そこで、お母様とお子様と納得できる内容に持っていければ一番いいですね。
「口ごたえ」は許さない
お子様からは、乱暴な口調で的はずれな文句(大人から見れば)が出てきます。
確かにその通りです。
ただし、お子様の態度や言葉は、反射的なものが多いと思っています。
「ああ言えば、こう言う」です。
つまり、お母様の口調の反射もあるのではないでしょうか。
反射と行ってもそのまま返ってくるわけではなく、
ベースは「何を言われても腹が立つ」ですから、倍返しです。(古い・・・?)
だからお子様から出てくる言葉は「口ごたえ」が多いのです。
その「口ごたえ」は許さないようにしましょう。
口ごたえに理屈はないので、どんどんひどくなっていきます。
また、癖になります。
これは避けたいところです。
お子様の言葉に論理性が無いのなら、
「それは筋が通っていない。口ごたえは許さない」と伝えてあげましょう。
お子様も、自分の言っていることは良くないとわかっています。
ただ、腹が立つので口にしてしまうのです。
お母様が「それは違うよ」と伝えてあげることで、
お子様に「今のは撤回」というチャンスを与えてあげましょう。
お子様もきっかけがあれば謝りやすくなるのではないでしょうか。
返事を必ずさせる
教室でも同じで、返事の出来ないお子様がとても多いのです。
他人の私の前で返事をしないのですから、
おそらくご家庭ではほとんどしてないのだろうと思っています。
返事をしなくても済んでいるから、返事が出来ないのでしょう。
返事とは自分の決断を自分自身が確認する行為だと思います。
返事をするということは、やる、やらない、やりたくない、どんな思いであれ、
お子様の考えをお子様自身で確認するということです。
その確認をさせないまま話を終えると、
お子様が行動を開始するきっかけを奪ってしまうようなものです。
お母様にとって一番のストレスは何でしょう。
それは、お母様はやると思っていたことが実行されない、
あるいは開始されないことだと思います。
お子様が活動を開始するきっかけを、返事をさせることで与えてあげましょう。
ただし、注意が必要です。
返事にも「意味のある返事」と「意味のない返事」があります。
意味のない返事とは、内容を考えることなく反射的にしている返事です。
お母様の話に「カミ気味」にする返事や、視線を合さないでする返事は
おそらく意味は無いでしょう。
お母様がお子様を怒るとき、叱るときは、お母様も一生懸命なのですから、
お子様の正面に位置し、しっかりとお話をすることが大切だと思います。
テレビを見ているお子様を、お皿を洗いながら怒っても全く効果は無いですよね。
意味のある返事をできるように環境を整えてあげましょう。
まとめます
基本的にお子様は、お母様が求めることはやりたくないのです。
でも、お母様に言われる事はやらなければならない。そのことはわかっています。
そして、お母様に言われることはやった方がいい。そのこともわかっているのです。
問題は、やり始める「きっかけ」だけなのです。
怒られないお子様は、怒られる前に行動を開始しているのに対し、
怒られてしまうお子様は、怒られる前に開始できていないのです。
つまりお母様のタイミングと合っていないのです。
そのことを伝えてあげて、ルールを宣言しておきましょう。
お母様は、
指示を具体的にする
お子様は、
口ごたえはしない
返事は必ずする
宣言したルールのもとでお子様とお話ができるといいですよね。
反抗期のお子様は何を言われても腹が立つのです。
お母様は一歩引いて立ち、
決めたルールだけを守ることを意識されてはいかがでしょうか。

0 件のコメント:
コメントを投稿
コメントをお願いします。