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2015年3月20日金曜日

計算が苦手でキライな中学生のための、とっておきの「ひき算」練習法。

計算がデキない。計算が遅い。



お子様の計算力はいかがでしょうか。

数学を勉強する上で計算は重要な技能の一つです。

なんとか早く正確に計算して欲しいですよね。

計算が苦手な人は、大人になっても苦手なことが多いのですが、

困らない程度にできるまで、あきらめずに練習してみましょう。

子供たちは、あまりガミガミやっても逃げるだけですよね。

今すぐできるようになることを求めるのではなく、

1年間くらいかけてゆっくり練習することをご提案します。



めちゃくちゃ高い計算力は求められていない



計算力が高ければ高いほど、問題を解く時間を短縮できるのは事実なのですが、

実際には数学の問題では、特に高い計算力は求められていません。


では、どれくらいの計算力を必要としているのでしょうか。





中学生に必要な計算力とは


中学生に必要な計算力をまとめました。

★ カッコも含めて四則計算(たし算、ひき算、かけ算、わり算)のルールを確実に実行できる。
★ 足し算、引き算はある程度「暗算」でできる。
★ かけ算は、掛ける数が一桁のものは暗算でできる。
★ わり算も、わる数が一桁のものは暗算でできる。
★ よく出てくる計算(13×13などの2乗の計算や125×81000など)は覚えている。

これだけできれば大丈夫です。

あとは計算を組み合わせたり工夫したりすることで、

大部分の問題を「筆算」なしで解くことが出来ます。

計算の苦手な人は、上記のどれがデキないのかを確認して練習しましょう。



「それくらいできるよ」とおっしゃるかもしれませんが、

計算くらいできるよという子供たちの、計算をしている様子をじっくり見てみると、

たし算、ひき算に問題を抱えていることが少なくありません。



ひき算をやってみよう!



今回はひき算を例に使って、お子様にやって欲しい「暗算もどき」をご紹介します。


一般に、計算の苦手な子供は、「短期記憶」が弱いと言われています。

たとえば、 2345 - 997 = を考えてみましょう。

上の桁から行くのか、下の桁から行くのか、補数を使うのか、いろいろ方法はあるのですが、

まずは、小学校の教え方に忠実に下の桁から行きましょう。

5-7=8 実際には15-7ですがこれを考えなくても8だとわかればよいのです。
繰り下がっているから、3-94
繰り下がっているから、2-93
繰り下がっているから、残りが1
だから 1348

これを暗算でどのくらいの時間がかかるでしょうか。



「短期記憶」の弱い子供は、4桁の計算を終えるまでに、

最初にやった桁の計算を忘れてしまいます。

繰り下がりも忘れてしまいます。

そして、またやり直します。

計算はするのですが、覚えていることに自信がないのでまたやり直します。

やっとの思いで書いた答えは違っていることが多いのです。

また、計算が苦手とわかっているから慎重になり、余計に時間がかかります。

時間がかかると、忘れるものも多くなってしまいますよね。


さらに、苦手な子供ほど答えをまとめて書こうとします。

そうではなく、一桁ずつ書けばよいのです。


やって欲しい「暗算もどき」とは


私が提案したいのは、

1つずつの計算を頭でやり、その答えをすぐに書き込むという「暗算もどき」です。

 2345 - 997 = をもう一度順を追って見てみましょう。

5-7=8  ここで一の位のところに8と書く。書いてしまえば、忘れてもいいのです。


十の位は、繰り下がっているから、3-94 ここで十の位のところに4と書く。

百の位は、繰り下がっているから、2-93 ここで百の位のところに3と書く。

千の位は、繰り下がっているから、残りが1 ここで千の位のところに1と書く

これで完成です。


大切なことは 2345 - 997 = 

5-7=83-942-93 そして残りが1 

という風に、3つかつのひき算で出来ているだけだ、ということです。

そして、その一つ一つの計算をした、その時「すぐに」答えを書くことです。

そうです、忘れる前に書きましょう。

この繰り返しで、桁の多い計算も必ずできるのです。

スモールステップの繰り返しが計算にリズムを作ります。(^-^)


また、計算のうまい人は、

一桁のひき算、繰り下がりのひき算は何度も経験する過程で覚えているのです。

考えるのではなく、ほぼ反射的に答えが出てくるのではないでしょうか。

基本となるひき算は繰り返し練習するのが良いでしょう。


読みながら計算する 


さらに、声に出しながら計算するといいでしょう。

子供たち黙って一生懸命に計算しているのですが、

残念ながら、計算している間に「別のこと」を考えてしまうのです。(^-^)

今取り組んでいるこの計算に集中させるためにも、

読み上げながら計算することをおすすめします。



今回はひき算で紹介しましたが、たし算やかけ算、わり算でも同じです。

一つずつ書いていくこの方法「暗算もどき」を練習することで短期記憶が鍛えられます。

少しずつ覚えられることが増えてくるはずです。

記憶量が増え、少し長く覚えられるようになれば、計算がとても楽になるのです。

テストの時は間違えたくないのですから、「筆算」をすることは良いと思います。

でも練習の時は、できるだけ「暗算もどき」を使うようにしてはいかがでしょうか。

練習の時は、間違えてもいいじゃないですか。

ただし、計算が理解できない時、想像できない時は「筆算」でやりましょう。

やり方がわかった後、暗算で復習すればいいですよね。


まとめ です


☆ 基本計算は少しずつ繰り返し練習しましょう。

☆ 「暗算もどき」を練習し、短期記憶を鍛えましょう。

☆ 声に出しながら計算することで目の前の計算に集中させましょう。



追記


最後に、今回の計算を 「補数」の考え方 を使ってやってみましょう。

 2345 - 997 =

997は、ほぼ1000ですよね。

だから、2345から1000を引いて1345

でも、3だけ余分に引いていますから3戻して1345+31348


こんな風に計算したら楽できる気がするのですが、

お子様が混乱するようなら、

まずは一桁ずつの「暗算もどき」を練習しましょう。


あせらず、練習を続けることを目標にするのが良いと思います。



それでは。


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