計算がデキない。計算が遅い。
お子様の計算力はいかがでしょうか。
数学を勉強する上で計算は重要な技能の一つです。
なんとか早く正確に計算して欲しいですよね。
計算が苦手な人は、大人になっても苦手なことが多いのですが、
困らない程度にできるまで、あきらめずに練習してみましょう。
子供たちは、あまりガミガミやっても逃げるだけですよね。
今すぐできるようになることを求めるのではなく、
1年間くらいかけてゆっくり練習することをご提案します。
めちゃくちゃ高い計算力は求められていない
計算力が高ければ高いほど、問題を解く時間を短縮できるのは事実なのですが、
実際には数学の問題では、特に高い計算力は求められていません。
では、どれくらいの計算力を必要としているのでしょうか。
中学生に必要な計算力とは
中学生に必要な計算力をまとめました。
★ カッコも含めて四則計算(たし算、ひき算、かけ算、わり算)のルールを確実に実行できる。
★ 足し算、引き算はある程度「暗算」でできる。
★ かけ算は、掛ける数が一桁のものは暗算でできる。
★ わり算も、わる数が一桁のものは暗算でできる。
★ よく出てくる計算(13×13などの2乗の計算や125×8=1000など)は覚えている。
これだけできれば大丈夫です。
あとは計算を組み合わせたり工夫したりすることで、
大部分の問題を「筆算」なしで解くことが出来ます。
計算の苦手な人は、上記のどれがデキないのかを確認して練習しましょう。
「それくらいできるよ」とおっしゃるかもしれませんが、
計算くらいできるよという子供たちの、計算をしている様子をじっくり見てみると、
たし算、ひき算に問題を抱えていることが少なくありません。
ひき算をやってみよう!
今回はひき算を例に使って、お子様にやって欲しい「暗算もどき」をご紹介します。
一般に、計算の苦手な子供は、「短期記憶」が弱いと言われています。
たとえば、 2345 - 997 = を考えてみましょう。
上の桁から行くのか、下の桁から行くのか、補数を使うのか、いろいろ方法はあるのですが、
まずは、小学校の教え方に忠実に下の桁から行きましょう。
5-7=8 実際には15-7ですがこれを考えなくても8だとわかればよいのです。
繰り下がっているから、3-9=4
繰り下がっているから、2-9=3
繰り下がっているから、残りが1
だから 1348
これを暗算でどのくらいの時間がかかるでしょうか。
「短期記憶」の弱い子供は、4桁の計算を終えるまでに、
最初にやった桁の計算を忘れてしまいます。
繰り下がりも忘れてしまいます。
そして、またやり直します。
計算はするのですが、覚えていることに自信がないのでまたやり直します。
やっとの思いで書いた答えは違っていることが多いのです。
また、計算が苦手とわかっているから慎重になり、余計に時間がかかります。
時間がかかると、忘れるものも多くなってしまいますよね。
さらに、苦手な子供ほど答えをまとめて書こうとします。
そうではなく、一桁ずつ書けばよいのです。
やって欲しい「暗算もどき」とは
私が提案したいのは、
1つずつの計算を頭でやり、その答えをすぐに書き込むという「暗算もどき」です。
2345 - 997 = をもう一度順を追って見てみましょう。
5-7=8 ここで一の位のところに8と書く。書いてしまえば、忘れてもいいのです。
十の位は、繰り下がっているから、3-9=4 ここで十の位のところに4と書く。
百の位は、繰り下がっているから、2-9=3 ここで百の位のところに3と書く。
千の位は、繰り下がっているから、残りが1 ここで千の位のところに1と書く
これで完成です。
大切なことは 2345 - 997 = も
5-7=8、3-9=4、2-9=3 そして残りが1
という風に、3つか4つのひき算で出来ているだけだ、ということです。
そして、その一つ一つの計算をした、その時「すぐに」答えを書くことです。
そうです、忘れる前に書きましょう。
この繰り返しで、桁の多い計算も必ずできるのです。
スモールステップの繰り返しが計算にリズムを作ります。(^-^)
また、計算のうまい人は、
一桁のひき算、繰り下がりのひき算は何度も経験する過程で覚えているのです。
考えるのではなく、ほぼ反射的に答えが出てくるのではないでしょうか。
基本となるひき算は繰り返し練習するのが良いでしょう。
読みながら計算する
さらに、声に出しながら計算するといいでしょう。
子供たち黙って一生懸命に計算しているのですが、
残念ながら、計算している間に「別のこと」を考えてしまうのです。(^-^)
今取り組んでいるこの計算に集中させるためにも、
読み上げながら計算することをおすすめします。
今回はひき算で紹介しましたが、たし算やかけ算、わり算でも同じです。
一つずつ書いていくこの方法「暗算もどき」を練習することで短期記憶が鍛えられます。
少しずつ覚えられることが増えてくるはずです。
記憶量が増え、少し長く覚えられるようになれば、計算がとても楽になるのです。
テストの時は間違えたくないのですから、「筆算」をすることは良いと思います。
でも練習の時は、できるだけ「暗算もどき」を使うようにしてはいかがでしょうか。
練習の時は、間違えてもいいじゃないですか。
ただし、計算が理解できない時、想像できない時は「筆算」でやりましょう。
やり方がわかった後、暗算で復習すればいいですよね。
まとめ です
☆ 基本計算は少しずつ繰り返し練習しましょう。
☆ 「暗算もどき」を練習し、短期記憶を鍛えましょう。
☆ 声に出しながら計算することで目の前の計算に集中させましょう。
追記
最後に、今回の計算を 「補数」の考え方 を使ってやってみましょう。
2345 - 997 =
997は、ほぼ1000ですよね。
だから、2345から1000を引いて1345
でも、3だけ余分に引いていますから3戻して1345+3=1348
こんな風に計算したら楽できる気がするのですが、
お子様が混乱するようなら、
まずは一桁ずつの「暗算もどき」を練習しましょう。
あせらず、練習を続けることを目標にするのが良いと思います。
それでは。
0 件のコメント:
コメントを投稿
コメントをお願いします。